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Awakening to darkness - 感染 -



麻由美は薄明るい部屋にあるベッドの上で目を覚ました。
(こ…ここは…)上体を起こし、部屋の中を見回そうとすると、
「ようこそ、『ウィルス』前線基地へ。気が付きましたか、ホワイトバスター白石麻由美さん」
この世のものとは思えない美しい声で、突然、話かけられた麻由美は寝かされていたベッドから飛び起きて
声のした方に視線を向けた。
(う、うそ、気配を全く感じなかった)
黒で統一された部屋の奥にある少し高くなった場所に声の主は座っていた。
透き通るような白い肌に黒く長い髪、黒い口紅にアイシャドー。
それだけでも妖艶な美女が光沢のある右袖と左裾のないボディスーツにウィルスの紋章入りベルト
露出している右手と左足には長めのグローブとブーツを纏った姿で豪華なソファーに身を任せていた。
「はじめまして、白石麻由美さん。私は『クレズ』と申します」
(クレズ…新しい敵……)
「あなたたちバスターズとニムダの戦い、拝見させて頂きました。
 驚きましたわ。ニムダを倒した相手が、こんなに可愛い娘だったなんてね」
(わたし…ニムダの爆発に巻き込まれて気を失ってたのね…………ブ、ブレスが………!?)
麻由美は変身ブレスレットが奪われていることよりも、自分が異様な格好をさせられていることに驚いた。
(な、なによ…これ…)
麻由美の両手両足、そして身体は人の血を浴びたように赤く染まっていた。
「あなたの服はボロボロになっていたので、それに着替えて頂きました。それと
 ブレスレットはお借りして、色々と調べさせて頂いてます。
 お返しすることはできないと思いますけど………あっ、あなたには必要なくなるわね」
(……ブレスレットが必要なくなる?………そうよね、わたしは…)
「あ、言い忘れるところでした。そのスーツには『ウィルス』に対して危害を加えることや
 自分を傷つけることができないように仕掛けが施してあるの」
(……無駄なことはするな、大人しくしていろ。ってことね…………みんな…無事なのかな…)
麻由美は抵抗することを諦め、冷静に自身の姿を見つめ直した。
身体と両腕は首から指先まで包み込むボディスーツ、足は腿の途中まであるブーツを着けられている。
頭部と腿の一部以外、全てが少し光沢のある血のような赤で覆われて、胸の中心にはウィルスのエンブレムが
鈍く輝いていた。
(この服……身に着けている感覚や拘束感が全くない………でも…なんだろう……何か不思議な…
 身体が火照るような…この感覚…)
麻由美は、はじめて体験する不思議な感覚に少し不安を抱いていた。
「とってもお似合いよ。着心地はいかが?」
「そうね。とっても悪趣味で最悪の気分ね」麻由美は初めて言葉を口にした。
「あら、残念。でも、直ぐに気に入って頂けると思うけど…」
クレズの妖しい微笑みに麻由美の不安は高まる。
(気に入る?…どう言う意味なの………???……火照りが…強く…)
麻由美は押し寄せる不思議な感覚を振り払うかのように口を開く。
「クレズ。早く、私を処刑したらどうなの」
「うふふふ……なぜ? なぜ、私の部下になる優秀な戦士を処刑する必要があるの?」
(え? 私の部下になる? 何言ってるのよ)麻由美は驚きの目でクレズを見ていた。
「あなたには感謝するわ。ニムダを葬ってくれて……ホントにありがとう。
 そのお陰で、私はワーム総帥に次ぐ権力(ちから)を手に入れる事ができましたから。
 それでね、その権力を揺ぎ無いモノにする為に、ニムダを討った戦士を私の部下にしたいの。
 美しい優秀な戦士……麻由美さん。私の『従者』になってもらえないかしら」
「ば、馬鹿なこと言わないで。私が『ウィルス』になる訳ないじゃない」
「やっぱり、簡単には『従者』になってもらえないみたいね………うふふ。でも、もう決まったことなの。
 あなたは『ウィルス』の悦びに目覚め、『ウィルス』の一員であることを誇りに思うようになるわ。
 そして、あなたは私のモノになるの。何もかも、私に捧げる忠実な『従者』に」
(この人…洗脳ウィルスを……でも、チャンス…私に洗脳ウィルスが効かないこと、この人は知らないみたい。
 上手く、洗脳されたフリをすれば脱出できるかも…………でも、この火照りは一体………熱い…)
「ふざけないで! 何をされても、あなたの『従者』になんかならない」
(か…身体が…熱い………!?…ぬ…濡れてる……私…感じて……)
「あらぁ、どうしたの、麻由美さん。震えているようですけど、怖いの? それとも、感じちゃってるの?」
(…ま…まさか……ウィルス…)
「うふふふ。あなたは、私が『従者』に求める全て…いえ、それ以上のモノを兼ね備えていたわ。
 ゴメンなさい。眠っている間に、あなたの全てを調べさせてもらったの。
 もちろん、私たちのウィルスに対する抗体のこともね……そうね、教えてあげたほうがいいわね。
 あなたの抗体、『トロイウィルス』や『ニムダウィルス』には驚くほど有効みたい………だけど、
 私の『クレズウィルス』には、何の役にも立たないわよ。どういう意味かおわかり…よね。
 あなたが身に着けているスーツにね……仕込んであるの『クレズウィルス』
 流石にバスターズね。普通の娘なら、疾っくに快楽の虜になっているのに、まだ耐えているなんて。
 でも、そろそろ限界のようね」
(こ…こいつの…余裕…そう言うこと……で…でも…洗脳…ウィルスなんかに………)
クレズはソファーから立ち上がり麻由美に近づいた。
「私のウィルス、気に入って頂けたようね…麻由美さん。あなたに『ウィルス』の悦びを教えてあげるわ」
(…熱い……体が…熱い……………み…みんな…助けて……わたし…怖い…)
麻由美は自分の身体を抱きしめるように両腕を左右にまわし、小さく震えながらその場に両膝をついた。
(…力が…入ら…ない……………気持ちイィ……とっ…ても…気持ち…イィ…)
「麻由美さんどうしたの? もう、お話もできないくらい感じてるの?」
「ぜ…ぜったいに…あなたの…おもい…どおりに…なんか…なら……ない…」
麻由美の顔は紅潮し呼吸も荒く、話もままならい状態になっていた。
(だめ……ウィルスが…こん…なに…きもち…いい…なんて…………もう…なにも……な…い…)
「あらあら、まだそんなこと言ってるの? あなたの身体はこんなに反応してるのに」
クレズが麻由美の背中に優しく手を触れる。
「あぅぅ」麻由美は体を反らせて襲いくる絶頂感に耐えていた。
「身体に触れただけでそんなに感じるの? じゃあ、これはどうかしら?」
クレズは麻由美の秘所に手を遣ると軽く力を込めた。
「ひっ…はぁうっく…………い…いぃぃぃ…」麻由美は更に体を反らせる。
「素敵な声……もう我慢しなくていいのよ。これからもっと気持ち良くしてあげる。
 そして、何もかも忘れて生まれ変わりなさい。私に全てを捧げる『従者』に」
クレズは麻由美の手に自分の手を重ねるとそのまま麻由美の秘所に誘った。
「や…やめ………て…………うくぅ…」
麻由美に抗う力はなく、焦点の合わない目で弱々しく頭を左右に振ることしかできなかった。
「もうこんなに濡れちゃってる」
「うぅぅぅ………くうぅぁぁ…あぁぁ…いぃぃぃ…感じる……も…もっと…はぅ…」
麻由美の悦びを確認したクレズは自身の手を麻由美の手から外し麻由美の様子を窺った。
その手は止まる事なく自慰を続け、更なる快楽を求めていた。
(うふふふ、そう、そうよ。もっと楽しみなさい)

貪欲に快楽を貪る麻由美の姿に先程までの戦士の面影は無かった。
(すっかり、淫れちゃって…良い感じね)
「こんなに濡らして…可愛いお口……スーツにはっきりと浮かび上がってる」
クレズがスーツに浮き出たその口を優しく撫でると麻由美の濡れた秘唇が姿を露にした。
「このまま放って置いたら、あなたは徒のトロイ兵になってしまうわ。
 あなたには私の『従者』になってもらわないとね………麻由美、私の声が聞こえる」
「…は…い……あぁっく…いぃ……」
クレズの声に麻由美は素直に頷き返事をかえす。
「今からもっと気持ち良くしてあげる」
「は…い……もっと…おねがい…」
「拒絶しないで素直に受け入れるのよ」
「は…い」
クレズが自身の秘所に手を遣り水面に指を沈めるかのようにスーツの上から2本の指を深く潜り込ませた。
「あぁ…いぃぃ…私も興奮しちゃってこんなに…濡れてるわ……うっ…くぅぅ…」
秘所から取り出されたクレズの指は妖しい輝きを放っていた。
「さぁ、受け入れなさい、麻由美。偉大なる『ウィルス』の力を…」
「は…ぃ」
クレズは妖しい輝きを放つ指をゆっくりと麻由美の秘所に潜り込ませる。
「ヒャ…イッ…イィィィ……イクぅ………うぐぅぅ…」
麻由美は身体を大きく反らせ声をあげたが、その表情は苦悩と苦痛に歪んでいた。
彼女の中に僅かに残る『光』が『闇』を拒絶する。
「うぅぅぅ…あがっ…ひぃぃ…」麻由美は頭を左右に振りながら苦痛の声を漏らしていた。
「麻由美、拒絶しちゃダメよ。何も考えないで、力を抜いて全てを受け入れなさい」
「あぁぁ…あっ…くっ…くぅ………………い…いや……」
見開かれた麻由美の瞳に残る僅かな『光』。
「ど…どうしてなの!! 全てを受け入れてイッちゃいなさい」
(何なのよ、この娘。どうして私のウィルスに、ここまで抵抗できるのよ)
「…ま…まけない……みんなが…みんながたすけに…………それまでは…ぜったいに……ま…け…な……」
 麻由美はそう呟くと深く冷たい闇へと堕ちていった。
「……そう…そうなの……そんなに仲間を信頼しているの…………でも、心配しないで、麻由美。
 直ぐに、その苦しみから助け出してあげる……仲間の私が」
意識を失った麻由美を見つめるクレズの美しい口元に妖しい笑みが零れた。


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